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~主婦のミカタ~ ※まとめてません

私「うわー!マジで死んでしまう!」

time 2024/05/26

私「うわー!マジで死んでしまう!」

499:483:14/08/20(水) 02:36:50 ID:4D0JUgBYaこれだけで最初の1か月でもう気が狂いそうだった。
そしてまだまだ悪い事が起こる。
先にも書いたかもしれないが、技術者の集まりであるはずの我が部署には、生粋の技術者はSしかいない。
Sとはプロジェクトが被っていなかったため、たまに話しかけられる軽い雑談程度しか交流が無かった。
しかし、Sとその他は軽い雑談どころか、業務に必要な会話すら拒絶するというあきれ果てた関係であった。
そんな中、Sは私の事を、コミュニケーションを拒否しない、かつ、分野は違えど生粋エンジニア(つまり同類)と認識してくれたようでよく話しかけてくるようになった。
私はSの自尊心の高い物言いは苦手ではあったものの、上から目線を気にしなければ普通の人だったので嫌いではなかった。話しかけられれば普通に会話をしていた。
K派閥、M派閥とにかくこれが面白かったらしい。
まるで告白現場をのぞき見していた小学生のような下種い絡み方をしてくるようになった。
こいつら屑だと思った。

このあたりからいよいよ身体と精神がおかしくなっていった。
元々、幼少期からの多くの修羅場に対してケアを行うことなく生きてきた。
自分でもメンタルをヤラれている自覚はあった。
それでも今までどうにかなってきたのは、心理士さんいわく「元々の私さんが強かったから今まで頑張れた」だそうだ。
しかし、今まで休むこともなく戦い続けてきたことで、エネルギーがなくなってしまったのだと。

私の崩壊は、まず身体にきた。
男性には少々気恥ずかしい内容かもしれないが、元々不順気味だった月経が、完全に不順になった。
通常周期は30~35日周期らしいが、20日前後できてしまったり、通常7日程度で終わるものが14日以上続いたり。
そして、私は重度の月経痛のため、月経中は身体中の関節に常に鈍痛が襲い、貧血と眩暈を起こし立っていられなくなることもしばしば。
そういう日は座っていることも辛く、まともな思考力もわかない。出社すること自体が難しかったため生理休暇制度を利用していた。
最初は制度自体を知らずに有給休暇で休んでいたが、ある時人事から休みの理由を聞かれ答えたところ、生理休暇性の利用を案内されたのだ。
体質とはいえ、突発的に仕事に穴をあけてしまう申し訳なさはあったが、いつ来るかわからないその不調のために常に前倒しで業務を終わらせ、影響を最小限に抑えるように対処はしていた。
それでも男性が8割をしめる部署であれば私の休みの多さは大いに目立つ。
そして完全不順になったせいで更に目立つようになり、休みの多さについて上司と人事に呼び出された。

月経痛の程度というのは同じ女性でも人によって差が激しいため、理解が得られない事がしばしばある。
それはしかたのないことだ。
私は上司(男性)にも人事(女性)にもまずは迷惑をかけていることを謝罪し、自分の詳細な症状を改めて説明した。

つd(ry  あと3~4レスくらい・・ナガイ

500:483:14/08/20(水) 02:37:41 ID:4D0JUgBYa上司はとても理解のある方で建設的な話をすることができた。Mさん、Kさん、Sさんの3名の板挟みにされている状態についてもなんとかしようとしてはくれた。

上司「女性の身体の事は男の俺にはちょっとわからないけど、それだけの症状だと、無理に出社するのは危ないね。病院で治療も受けていて軽減したうえでそれっていうのは大変だ。倒れたことあるんだっけ?」
私「何度かあります。しばらく横になって休めば多少動けはしますが、それでも外で活動できるレベルではないです。」
上司「うんうん、その身体で出社しろってのは言えないな。電車のホームから落っこちたりしたら死んじゃうもんね。つか、俺らの部署は出社しなきゃ作業できない仕事じゃないんだよね。他の部署でも実績あるし、私ちゃんが希望するんであればそういう日は在宅作業も考えてみる?」
私「在宅作業させていただけるのでしたらとてもありがたいです。痛みと貧血にかなり波はありますが、四六時中横になっていなくてはならないというわけではないんです。」
上司「OK、OK。じゃあ出退勤をどうやってつけるかはまた別途相談するとしてー。ちょっと人事に相談してみるわ。私ちゃんからも俺と相談済みってことも含めてちょっと言ってみて。私ちゃんて生理休暇で休んでる時も結局ばんばん問い合わせメールに返信してきてるからほとんど仕事してるのと変わらないしね。臨機応変にやれることはやろう。」
私「本当にすみません。ありがとうございます。」
上司「あー、あとさ、もういっこ」
私「はい。」
上司「もう、ここでは超ぶっちゃけちゃっていいからさ。人間関係うまくいってないでしょ」
私「はい(即答)」
上司「即答かよww迷いねーなwww」
私「そう見えるから聞かれたのでしょう?私には誤魔化す理由もありません。」
上司「前から思ってたけど私ちゃん男前すぎだろうwww」
私「ありがとうございます。でもぶっちゃけ人間関係を築く以前の話です。」
上司「なんとなくそう思ってたけど俺は打ち合わせで席にいないことが多いからさー。ちょっと具体的にどんな事が起こってるか教えてくれる?」
私「はぁ・・・ではまず私に一番影響の大きいこちらをどうぞ・・・」

Mさんのあまりのマシンガントークに嫌気がさし、やけになりながら一日の作業実績を取っていたのでそれを見せる。

上司「一日の半分以上か・・・あー、納得いった。私ちゃん、手が早いのにどうしてこなす量が少ないんだろーと思ってたんだよね。こういうことか。これじゃ会社来たくないでしょ」
私「来ない方がはかどります。生理休暇を頂いてメールで仕事対応している時のがはかどります。不便ですけど」
上司「よりいっそう在宅作業の交渉しなきゃなー。もちろん根本解決も必要だけど。とはいえあいつらも年食ってるからなー。今更性格矯正とか難しいんだよなぁ」
私「SさんとKさんたちの状況は部長のがよくご存知だと思いますので」
上司「え、あいつらのにも巻き込まれてるの?でもKたちとの絡みもないし、Sとはたまに雑談してるよね?」
私「その雑談がKさんたちに火をつけたようです。子供みたいですよ。『できてんじゃないのーwwww』とか『やっちゃってんじゃないのーwwwwww』とか」
上司「ガキかorz」
私「ガキすぎて笑いそうです。そっちよりもKさんたちで気になるのは、下請けさんたちに面むかって馬鹿とか言うのはどうかと思います。勝手な事をしているとは思いますが、いつも打ち合わせ後に追いかけて謝り倒してます。私。」
上司「ごめん、ちょっとそれはどうにかするわ・・・丁度人も増えるし近い内に席替えするわ。Mさんの矛先を分散する」
私「わかりました。ご迷惑をおかけします」

この時、私はこの会社にきて初めて感動したのを覚えている。
契約違反の業務を担当させられていることには変わらず不満があるが、私は初めて「お前が悪い」と言われなかった。
普通なら切り捨てられるであろう話に理解を示し、かつ環境を整えようとしてくれる姿勢に本当に感動したのだ。

そんな上司とは対照的に、人事とのやり取りは残念なものだった。

つd(ry

501:483:14/08/20(水) 02:39:15 ID:4D0JUgBYa人事「お休みが多いですね」
私「生理休暇です。以前もご相談さしあげました。」
人事「でもお休みはお休みですよね」
私「ええ、それはおっしゃる通りです。しかし(再度症状の説明)というわけで、出社したくてもできないんです」
人事「そうですね。それは仕方ないですね。でも、生理休暇を利用してない人も多いんですよ?」
私「生理休暇を案内してくれたのは人事さんですが?」
人事「病院で治療した上でその症状だっておっしゃってますけど本当ですか?私も生理痛が酷かったんですけど、治療したらすごくよくなりましたよ?よくならないっておかしいんじゃないですか?」
私「これでもかなりマシになったんです」
人事「本当ですか?もっと別の病院に行った方がいいんじゃないですか?ちゃんと通ってるんですよね?」
私「通っていたという過去形です。」
人事「じゃあまた行ってください。ちゃんと治して生理休暇なんて使わないでください。不公平なんで!」
私「(不公平・・・就業規則で定められている権利を行使することが不公平って人事としていいのかそれ)行ってみますけど・・・完全に改善される保証はないんですけど、それは理解していただけてますか?」
人事「私が治ったんだから治らないのはおかしいです。私さんだけ毎月生理休暇取るのとか許すわけにもいかないんで」
私「・・・・就業規則にもはっきり明記されている従業員の権利ですけど・・・」
人事「ええ、だから取得していただくのは結構ですけど、評価は下がりますよ。その内労務遂行不能として契約違反扱いになるかもしれませんね。」
私「(こいつ遠まわしに脅してきやがった)」
私「上司から、在宅作業のお話はいっていますでしょうか」
人事「あ、はい。伺ってますが駄目です」
私「理由を教えていただけますか」
人事「出社できない身体じゃないですから(にっこり)」
私「出社できる体調ではないから生理休暇制度を利用しているのですが・・・?在宅作業の実績はあったともうかがってますが・・・」
人事「はい、その方はですね。足を御怪我なさって手術して自宅療養期間があったからですよ。足をけがしてたら出社するの大変ですからね。身体、というか頭ですかね。は、元気!という方だったので、自宅療養期間中は在宅作業をOKとしました。無理に出社して通勤中に事故に会ったら大変ですからね」
私「それと私の何が違うと・・・?」
人事「足をけがしているわけではないでしょう?出社はできるじゃないですか☆」
私「骨折した足で出勤する際、事故を起こしてけがをするかもしれない可能性と、貧血起こして倒れて事故を起こしてけがをするかもしれない可能性は別だと?」
人事「だから、病院に行って治療してくださいと言っているんです。」
私「では、治療期間中の生理休暇取得は評価に影響を与えないんですか?」
人事「与えるに決まってるじゃないですかー」
私「そもそも治療後も症状が軽減しなかったらどうなるので?」
人事「評価ダウンは避けられないと思いますよ?」
私「労務不能による解雇も辞さないという事?」
人事「そこまでは言ってないですよ☆」
私「・・・従業員に与えられている権利の行使を認めないというのであれば、もう一度在宅作業をご検討ください。私自身も通院はしますが、体質というのは意思だけでどうにかできる問題でもないのです。時間ですから今日はこれで」

その後、結局在宅作業が認められることもなく、生理休暇制度は利用せざるを得ず評価もぐんぐん下がり、収入もがんがん下がった。
上司は人事と交渉を続けてくれたようだが、この会社の人事は社内でも仕事をしない事でかなり有名だったことをしばらくして知った。
仕事が増えるのが嫌だったんですね。

つd(ry

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