2024/05/26
793 :名無しの心子知らず:2009/09/02(水) 12:28:25 ID:ocjabsj/しえん
794 :名無しの心子知らず:2009/09/02(水) 12:29:23 ID:yT+n2Tb2支援~
795 :名無しの心子知らず:2009/09/02(水) 12:30:35 ID:naTCP/z3
もちろん見知らぬ人に上げる気なんて、私たちにはさらさらない。
米袋二つは、ご近所にお裾分け予定だし。
「無理です!ダメです!」と夫婦で応戦したが、クレクレ夫婦はしつこい。
「こんなにたくさん食べきれない。貰ってあげる。自分たちだけずるい。
助け合いが出来ないなんて、だから日本はボランティアが根付かないんだ」
クレクレの理論って凄いなと思った。精米も終わり、私の夫が諦めてたように言った。
「わかりました。この三つは無理ですから、代わりにあれを差し上げますよ。自宅用ですが」
とすでに車にのせてあった米袋を指差した。
中身が半分くらい入っている30キロの米袋を見て喜ぶクレクレ夫婦。
「慣れてないと腰をいためるから、ぼくが運ぶんでトランクあけて下さい」と言うと、素直にクレクレ夫は車を近くに寄せてトランクをあけた。
重そうに夫は米袋を運び、トランクをしめた。
「いやあ、ご無理を言ったみたいで」なんて言いながら上機嫌でクレクレ夫婦は帰っていった。
続く