2024/05/26
419 :418:2013/05/30(木) 15:38:45.86 0
台所にいる女性=母と思ったのか、私とトメを間違えるコトメ。
ふっと目が合って、私のお腹と、下ごしらえ中の鶏肉とを見比べて、見る見るうちにコトメの顔が青くなる。
「ちょっと!○○(トメの名前)さん!」
コトメの声に、のんびり二階から降りてきたトメ。
「ごめんねぇコトメちゃん。茶碗蒸し、私のじゃないと嫌でしょう?でも、嫁子さんがどうしてもって~」
「言うわけないでしょ?何で身重の義姉さんが、うちの台所で一人仕事してんの?」
トメ、ここでコトメが自分の味方でないことに気づく。
「え、だ、だって」
「嫁いびりのために、孫も殺せるんだ、すごいね」
うろたえるトメに、トメそっくりの嫌味を冷たく言い放つと、そのままリビングへ進軍するコトメ。
そこには、のほほんとテレビを見てる旦那とウトが。
「何テレビ見てんだ!このマザコン!義姉さんに無理させて!誰のせいで義姉さんが苦労してんだ!」
「え?な、なに…」
「誰が義姉さんのお腹大きくしたんだ!答えろ!
キレてる口調が旦那そっくりのコトメ。仲裁しようとするウトには
「お父さん、私が嫁ぐとき、旦那君に言ったよね?
『結婚したら、親より妻を優先しろ。妻が君の家族なんだから』って。目の前に、女房ないがしろにしてる息子がいるんだけど?無視ですか?」
「え、いや、その…」
「ハイかイイエで答えろっ!」
コトメ無双は留まることを知らず、最終的には「頭冷やして来い!」とウトメと旦那を追い出してしまった。
続きます…