2024/05/26
148 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2016/07/28(木) 01:03:16.84 ID:UFEc1sK9.net[3/6]
法律を知らないばかりか、密室で女性事務員を虐める程度しか出来ないバカ2なので、
弁護士と自称コンサルタントそして土建業の代表取締役のTの父の名刺を見たとたん見事なスライティング
土下座を敢行。その後コメツキバッタのようにずっと頭を下げていたが、最終的に「白紙の念書」を書く
羽目になったそうだ。白紙の念書なんざ死刑宣告と一緒だが、バカ2が当然知る訳もなく…
まあ、弁護士もいたので七桁後半の数字で勘弁することにしたらしい。
ただ、あまり接点の無かった俺に連絡をしてきたのは、Tの見立てでは先代社長のたっての願いで
新工場建設を担当し、建設後はそのまま工場長になる予定の俺が、次にバカ2のターゲットになると
思ったのと、ヤクザからバカ2タイプは一回で反省することは絶対ないから最低でももう一回酷い目に
合わせるべきとアドバイス受けたかららしい。。
「もしバカ2が理不尽な事を云って来たら連絡ください。父親は無理ですが、今回手に入るお金を使い
無料で弁護士かヤの人がお手伝いして貰えるように話付けています」
こいつ、なんでそんなにイケメンなんだよと思ったが、有り難く弁護士さんの連絡先のみ教えて貰った。
・・・はずだった・・・
その後新工場建設予定地に単身赴任になった。
149 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2016/07/28(木) 01:04:38.62 ID:UFEc1sK9.net[4/6]
その事件から三か月経過した頃、新工場の建設が終わり、完成検査等も終了、製造ラインも安定し、
作業標準書もほぼ出来上がった。そのタイミングを見計らって本社のバカ2から携帯に連絡が来た。
「こちらに来い・・・ガチャン・・・」
名乗りもせず一秒で電話が切れたが、予想通り。そろそろそういう態度に出ると思っていた。
バカ2には工場建設のミーティングに出ても何も理解出来ない。だから工場が安定運転出来るまでじっと
黙っていて、誰でも動かせるレベルになった瞬間に嫌がらせしてくると思っていたから。
新工場と本社は自動車で二時間ぐらいの道のりだったが、弁護士に連絡して翌日おっとりと本社を尋ねた。
事務所に行くと、案の定バカ2が仁王立ちしていた。
始めてのバカ2との対談だ。昨日すぐに来なかったのはなぜかという怒声から始まり、嬉しそうにしゃべる
しゃべる。この会社は俺の箱庭だから云々、工場が動く以上俺より優秀な人間は要らない、さっさと出ていけ
(この台詞聞いた時は流石に驚いたよ)云々、工場完成まで待ったがもう待てない云々。
悪役が自分の悪事の内容を相手にわざわざ説明するなんて、映画の中だけかと思っていたがまさかリアルで
遭えるとは思っても見なかった。長生きはするものだよな。
続きます…