2024/05/26
931:名無し:14/12/22(月) 16:57:36 ID:???
同居してて20年前他界した父方祖母が、実は字が読み書きできない人だったと
父から聞いた時は驚いたなー
いつもシャキシャキして頭の回転早い印象の人だったけど、貧農の家の長女の生まれで、
学校には一度も行かせてもらえず、農作業手伝いと7人の弟妹の子守係で子供時代を終え、
字というものには縁なく成人してしまったとのことだった。
伯父や伯母、父親が学校通って読み書きできるようになると、泣いて喜んだと言ってた。
そういや祖母のくれるお年玉はいつも袋に宛書がなかったなーとか、
そう目が悪いわけでもないのに、祖父が生きてた時は祖母によく新聞読み上げてたなーとか、
薬屋に行った時「最近の薬は箱に絵がなくていけない」って怒ってたなーとか、
色々思い出した。
一緒に暮らしてて知らなかったのも薄情と思われるだろうけど、世の中に知能が問題ないのに
字が読み書きできない人がいる、しかも日本に、なんて10代の頃は想像もしたことなかったよ。
古い家を取り壊した時、晩年祖母が挑んだらしい般若心経の写経が見つかって、ものすごい膨大な量
あるのに、ものすごい字(字?と言う感じ。漢字知らない外人に書かせたような)で、なんか凄みがあった。
信心深い人だったので、手本通りに上手く書けない自分へのもどかしさを噛みしめながら挑んだのではないか、と
悲しいような怖いような気持ちになった。
マララさんではないが、やっぱり教育は大事だよなーと思ったよ。