2024/05/26
129 :名無しの権兵衛さん:2013/04/28(日) 20:27:15.96 ID:kRU3s0+Q.net[4/4]
男が寝てる間に、友人に電話して、山道の途中まで迎えに来てもらった。
そこまでの道をしってるのはその子だけだったから。
それで、逃げた。野良犬が何びきもたむろしてて凄く怖かったけど、
私の気迫に負けたのか、追いかけたり吠えついたりせずに通してしくれた。
途中で、友達に拾われ、そのまま実家に送って貰い、後は親に任せた。
まさか、親が出てくると思わなかったようで、会社に知らせる、警察に届けると
言われたら、手のひら返したように謝りまくり、鍵も返すから、
頼みもしないのに、二度と現れないと念書も自ら書いて持ってきた。
静岡に転勤してくれてヤレヤレでした。
後で、思ったのは、拉致監禁、すごく手慣れてた。
山のなかも凄く詳しい。人がほとんど通らない道も。
多分、初めてじゃなかったんだと思う。
あの山や、あの近所で白骨死体とか、行方不明で何年とか聞くと
あいつじゃないのかなって、今でも思う。
130 :名無しの権兵衛さん:2013/06/10(月) 18:19:26.12 ID:UOA82x26.net[1/3]
オチ無しの未だに謎が解けない話
ばあちゃんから聞いたんだが、ばあちゃんが幼い頃に住んでいた
地元(ド田舎らしい)では、犬神憑きがきたんだと。
きたっていうのが、昔は何世帯かの本家とその親戚一同が集まって
出来ていた本当の田舎らしく
よその村からばあちゃんの親戚に嫁いできた嫁さんが犬神憑き
だったらしい。
ちなみに嫁ぐ時に嫁さんの両親が自己申告して了承した形。
ばあちゃんの田舎では、田舎特有のよくあるおはぎやちらし寿司を
大量に作って近隣の親戚に配るっていうことをしていたんだが
嫁さんが嫁いできてからは
全ての親戚に配らないと作りたてのおはぎが何日も放置したように
カチカチになって食べれなくなっていたり
ちらし寿司に箸をつけた瞬間にガピガピになっていたって。
131 :名無しの権兵衛さん:2013/06/10(月) 18:20:29.39 ID:UOA82x26.net[2/3]
ばあちゃんは笑いながら
「犬神様は嫁いだ先の親戚を全て見て回るから
食べ物を隠そうが隠れて食べようがどうしても見つかっていた」
と言っていた。
で、その嫁さんは40~50代の若さで亡くなった。
葬式の手伝いで嫁さんの体を見る機会があったが
犬に噛まれた様な跡があったと言っていた。
そのあと、旦那さんも数年経って追う様に亡くなったらしい。
で、未だに謎が解けない話。
犬神憑きや、狐に化かされた親戚の叔父さん、コトリバコらしき話の後に
「猫神様」っていう話を聞いた。
132 :名無しの権兵衛さん:2013/06/10(月) 18:21:11.77 ID:UOA82x26.net[3/3]
幼かったばあちゃんは全貌を教えてもらえなかったみたいなんだが
村の中で
「あの家の嫁に猫神様が憑いた」
「可哀想に、もう助からん」
と、大人が話している事がたまーにあったと。
猫神が何処から来てどのように憑くのかさえ教えてもらえなかったらしい
ついさっきまで普通に話をしていた人が前触れなんて一切無く発狂する
という内容だった。
犬神憑きや狐、狸に化かされるのはオカ板などで知っていたので納得した
が、猫神だけは元が解らなくて未だに思い出しては気になる。
洒落怖に書くには怖くないし、田舎にまつわる話ならこっちかと思って。
続きます…