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~主婦のミカタ~ ※まとめてません

ウト「息子(夫)は托卵子だが、我が子として育ててきた」

time 2022/08/04

ウト「息子(夫)は托卵子だが、我が子として育ててきた」

それから10年余り経ち、舅に進行ガンが見つかった。

手術に抗がん剤、放射線といろいろな治療をして、舅は入退院を繰り返した。

その間、姑はつきっきりだった。

私たちが見舞うと、姑は舅を気遣い「お父さんはこんなところで終わってはいけない」と
必死で世話していた。舅がいない時に舅の苦しみを慮って泣いていたこともあった。

舅も、姑がいないところでも姑への感謝の言葉がくり返し出てきて、
「母さんと一緒にどこそこに行きたい、もっとふたりの人生を楽しむんだ」と言っていた。

しかし、甲斐無く舅は70前で亡くなった。姑は「どうして」とくり返し泣きはらしていた。

余りにも落ち込みがひどいので、極端に言えば後追いも心配され、一人にしておけないと
いうことになった。

でも唯一の実子世帯の私たちは、子供が難しい年頃で
姑が落ち着ける場所もなかったので、大きな姑実家を継いでいる義伯母のところに引き取られた。

しかし、そこも居心地があまり良くなかったのと、
まだ60代なのに軽い認知症の気配もしてきたため、
姑自身の希望で、舅の遺産と義実家を処分したお金で、今後介護が必要になっても対応できる
遠方の上等な有料老人ホームに入ることが決まった。

無事に引越しが終わったのが先日。
続きます…

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